昨年7月19日に亡くなられた、尊敬する素晴らしいジャズピアニストであった【故・湊孝夫氏を偲ぶ会】
が行われました。
会は、古くからのご縁のあった皆様の中より、司会を務めて下さった三槻直子さんの進行で二本柳守氏の挨拶があり、故・湊孝夫氏のアレンジした譜面を、小谷教夫(p)さんが演奏して下さる事から始まりました。
二本柳守(ds)小谷教夫(p)成重幸紀(b)
On a clear day
一瞬、湊さんのフィーリングが
蘇り、鳥肌が立ちました。
奥様のメイミさんも、涙を流され聴き入っていらっしゃいました。
演奏の後、小谷氏が仰った言葉がとても印象に残りました。
「いつだったか湊さんが
[ゴージャスな世界を作ることは出来ないが、小さくても行き届いた世界を創りたい]と、語っていたのを思い出しましたが、本当に、湊さんのアレンジや作品は綺麗に行き届いたお家のように完成されていて素晴らしいと思います」と、語られました。
(多分、そのような言葉かと思ったのですが、違っていたらごめんなさい。)
思えば
湊さんとは、レディデイのお陰で
この10年近く、本当に多くの感動すべき演奏の数々を身近に聴くことが出来ました。
そして、多くの貴重なアドバイスを沢山沢山沢山!頂きました。
気さくで飾らぬお人柄に、共同経営者である主人の宮澤彰ともども
すっかり甘えさせて頂きました。
昼間の空いた時間に、貴重な譜面を持ってきて頂き、演奏して頂いたり私も歌合わせさせていただき、
アッと言う間に夕方でした。
宝物のような時間でした。
LIVEにはいつも、奥様のメイミさんが聴きにいらして下さり、
『ハィ、メイミ❗️』と、本当に嬉しそうに目を輝かせ、一段と楽しそうに演奏なさって下さいました。
2013年10月6日に、練馬文化センターで行われたLadyDay主催のコンサートでは、私からのお願いで、
ビリー・ホリディに馴染みのある
ナンバーをソロで演奏して頂き、本当に素晴らしいステージで、今でも心にしっかりと刻まれています。
本当にお元気でしたのに。
突然の病に襲われた事が残念でなりません。
というか、信じられないままでした
でも、先日の偲ぶ会で、本当に亡くなってしまったのだと、
実感しました。
湊さんを慕う、日本を代表するミュージシャンの方々が、本当に凄い方々が、お一人ずつ、演奏の後、故人とのエピソードを語ってお別れをしました。
湊さんがこれまでに音楽の世界に
与えてくれたこと
これから与えるだろうことを
いらして下さったミュージシャンのサウンドの中に聴くことが
出来たように感じました。
湊孝夫氏主催の
温かくて、しめやかで、
涙や笑いもあったJazzLive
そんな会でありました。
私もこの会の発起人に名前を連ねさせて頂き誇りに思います。
皆々様、ありがとうございました。
故・湊孝夫氏のご冥福をお祈りすると共に、奥様のメイミ様が、少しでもお元気になられる事にお役に立てればと、思っております。
湊さん。ありがとうございました。
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