2019年8月28日水曜日

八月の独り言

8月に生まれ、はづき と、皆さんに呼んでいただき
ジャズをメインに唄い始めて、25年が過ぎようとしています。
誕生日月だから、いつもより多く、いつもよりパワフルに
暑さにめげずに、楽しく過ごして頑張ろう❣️
そんな、気持ちでスタートした、今年の8月です。
恒例の夏のツアーが7月に無事、終了し
Birthday Liveも楽しく盛り上がって終了し、
一つ一つのライブを大切に歌ってきました。

8月18日
やっと自分の小さな夏休みを過ごす為に
出かけようとしたその時に
師匠の佐脇武則さんの携帯が鳴りました
何故か、嫌な予感がして、怖くて
その電話に出る事が出来ませんでした。
大切なお客様にお誘いを受けた旅に
どうしても行かなければ・・・と、
恥ずかしながら
その電話に出れずにいました

旅先に到着した午後に
佐脇武則さんの大切なお弟子さんである
小松美夕祈さんからのメッセンジャーで、
佐脇武則さんが
8月8日に他界なさった事を知りました
電話を下さったのは
息子さんからだったのです
ご家族だけで葬儀を済ませて
お弟子さんには、納骨をする前に
一度、父に会いに来て欲しいという
電話だったのです

8月25日
小松美夕祈さんの暖かいご配慮で
弟子たちと近しい若手のミュージシャン
10名程で、佐脇武則さんのご自宅へ行き
佐脇さんの息子さんご夫婦の見守る中
ご遺骨に手を合わせる事が出来ました

1941年に神戸にお生まれになって
この12月4日で78歳になる手前
77歳でした。
死因は持病の癲癇の症状が
原因の心不全のようだと。
まだまだ若く、これから
往年のプレーヤーとして、
活躍なさって欲しかった。

ジャズヴォーカルの師匠として
本当に大切な事を沢山、沢山、
教えて伝えて下さいました。
多くの素晴らしいミュージシャンを
紹介して下さいました。
ステージで本音を伝えて頂き
その場で沢山のことを覚えさせて頂きました
音楽だけではなく、
あらゆる芸術にも目を向けて
そのエッセンスで自分を育てろと
教えて下さいました。

私にとって佐脇さんとのお会いできた
最後の日になってしまった
5月25日
お会いした病室で
「薫子。歌は演奏するように唄うんだ。
演奏は唄うように吹くんだよ。」
と、最後の最後まで私に伝えてくれようと
して下さった事に深く深く感謝しました

そして
「薫子。生きるのは難しいな」と。

いつもいつも、目を輝かせていて
いたずらっぽい笑顔と
アルトサックスは
いつも一緒でした

佐脇武則さんの、素晴らしいサウンド
独自の奏法が大好きでした!
ファンでした!

心から感謝し
心からご冥福をお祈りします

合掌


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